30代、院卒の女性が転職でアピールするべきこと.2
院卒女性は、新卒の入社試験で苦労した方が多いのでは。
次は、キャリアを積んだ転職ですから、今度こそ自分をうまくアピールして、より良い仕事をつかみましょう!
今日は、転職活動で、リケジョがアピールすべき10のこと、その2を解説。
その4:転職希望者の場合、仕事内容と功績は具体的にアピール
先日、外資系の企業で新卒の面接試験を担当している方に、お話を伺うチャンスが。
R&D部門での人事採用の考え方について、どんな風に採用する基準を決めているのか、というテーマ。
この研究所では、外資系ですが、働いている人たちは日本人ばっかり。
親会社で開発された商品を日本法人が輸入して、日本で使う商品の一部を開発する仕事をしています。
優秀な国立大の大学院卒のリケジョが面談試験に進んだという、お話。
その面接担当者いわく・・・“生意気なので、面接で落とした!”(驚)。
“生意気な態度”とは、どんな態度なのか、わたしもリケジョの端くれなので、気になってしまって、いろいろ聞いてみました。
いろいろ聞いたので、私のことも生意気と思われたかもしれませんが・・・。
やはり現場担当者が面談する場合の雰囲気を、是非ともお伺いしたい。
この会社の面接担当者の考え方、まとめ。
学生の研究テーマは、所詮研究室の教授の手柄。社会の荒波にもまれてきた人だけが功績を語る資格があるのだよっ!
学生が睡眠時間を削って、どんなに頑張って見出した実験方法であっても、どんなに苦労して得たすばらしい実験結果であっても、所詮は教授の手柄で、学生はコマのような役割だと。
つまり、新卒応募者は、研究テーマについてはアピール材料にならない!ということ、らしい。
ところが、その新卒の学生さんは、教授が試さなくてもよいと思った方法を使って研究結果が得られ、国際学会で発表して、学術論文として認められた功績を自信をもってお話。
わたしが人事担当をしたら、クリエイティブ人材は入社予備軍として次のステップに進んでもよいのではないか・・・と思うところですが。
やはりここは日本の人事。
使いやすい人材を入社させて、育てるという感覚が根付いている?
人事というのは難しいところ。
だって、採用担当者の考え一つで、なんでも決まってしまうのですから・・・。
こういう新卒試験を繰り返して、苦労して入社した会社を後にして、転職しようというあなたは、ひょっとすると、転職活動でも同じことをしてしまうのではないか。
女性であれば、なおさら、おくゆかしさ、控えめさが美徳なのだと感じてしまう。
転職活動を行うときは、新卒試験の記憶は忘れること、これがイチバンです!!
転職希望者は自分の仕事をちゃんとアピールすること!
転職活動を始めようとする女性たちに、どんな仕事をしてきましたか?と質問、多くの女性たちが、こう答える。
まぁ・・・普通の事務です・・・。
・・・とか、
ちょっとした、技術グループの管理みたいなものです・・・。
まず、“普通の”という表現がダメ。
あなたのいた会社の“普通”は、他の会社では“特別”な場合がありますので、具体的な仕事の内容を述べるべき。
例えば、“グループ内で共有する技術記事のスクラップをしておりました”、とか、“研究プロジェクトの経費を管理する仕事もありました”とか。
もっとその仕事に説明を加えて、話してほしいの。
特に必要とする人材のスキルがわかっているのであれば、近いエピソードを面談では触れるように作戦を立てて。
例えば、わたしが転職した会社では、“既存の人材が技術者としてはすばらしくてもコミュニケーション能力が乏しい”という悩みをかかえている、という情報も。
この手の情報は、転職エージェントが把握。
転職エージェントは、直接、人事担当者から話を聞いていますから。
つまり、今度、どんな人材が欲しいのか、わかっている。
コミュニケーション能力と聞けば、朗らかで明るい・・・というエピソードを話すと思いますが、わたしはあえて、技術営業の経験を話しました。
営業担当者に同行して、技術的なお話しや関連する法律の話、基準値の話などをするのが技術営業の役割。
すぐに新規顧客を獲得するためには、相手が持っていない情報が必要なので、基準値がどうやって使われていてどの点が他社にない特徴なのか、そういう話をしていく。
そこに、どうやって法律など周辺知識を身につけていけたのか、また、後輩の人材育成の話にまで踏み込んで話をしました。
面談は合格し、すぐにでも来てほしいと。
私の事例ばかりで恐縮ですが、例えば、この“コミュニケーション能力が乏しい”、という会社の悩みは、この不景気で、新規顧客の開発が必要になってきたのではないか、と想像したわけ。
少しだけ想像力が必要ですが、この想像力が足りないと感じているなら、絶対に転職エージェントを頼るべき。
転職エージェントを頼ることで、ライバルに差をつけ、どんな話を相手が必要と感じているのか、がわかるように・・・。
また“ちょっとした”とか“作業”という表現は、ついつい便利で使いますが・・・転職ではNG!
わたしも両親や親せきなどに、仕事の話を聞かれたときは、便利な言葉を選んで話していますが、転職では、あなたの仕事を“ちょっとした”とか“作業”で片付けてしまうと、もしかすると相手の会社のプライドを損ねる結果になる。
そんなこと言われたら、自分の今までの仕事なんて、コイツの“ちょっとした作業”なのかよ~と、面接担当者に思われてしまうかもしれませんから、気をつけましょう。
相手への思いやりのためにも、ここはひとつ、“技術部の管理”の仕事がどんな仕事だったのか、詳しく話をするように。
例えば、出だしでしくじったと感じても、最後に“・・・が、私の仕事です!”と言い切ると、気持ちよく話が終わります。
テクニックとして、使ってみて。
例え、大勢の中の一人の仕事であっても、自分で改善してきたことなども入れて、エピソードを作る。
これまで、手作業で行っていた仕事をエクセルの関数機能でできるように、したところ、作業時間が1/3に減り、新規顧客開発に時間を割り振った、などという話。
img src=”http://woman.jobten.info/wp/wp-content/uploads/2014/10/pic_g073.jpg” alt=”転職 アピール 例” width=”1280″ height=”854″ class=”alignnone size-full wp-image-1044″ />
面接テクニックで、よく“数字”を使うように書かれていますが、必ず減らしたなら減らした分をどうしたのか、増やしたのなら、増えた分でどうしたのか、というエピソードを話してね。
自社比で120%増というのは、相手の会社にとって超少ない額だったり・・・。120%増の結果、どうなったのか、省略しないで話をすることが必要。
エピソードはじっくり考えるべき!
わたしは比較的、話上手。
話し上手の裏返しは、聞きベタ。
話上手だと、よく勘違いされる。大事な場面でもアドリブで話している、と勘違いされます。
転職活動において、また重要な場面において、わたしはアドリブでは話ができません。
必ず、準備をしています。どんな人でも面談になると準備します。
あなたも、エピソードとまとめた用紙をつくり、どの順番で話をしたらわかりやすいか、自分しかわからないような内容になっていないか、などなど、何度かシミュレーションしてから、面談に臨んで!
いいですね、必ずシミュレーションはして。
研究職を希望する女性におすすめしたい転職エージェント3社
1.リクルートエージェント
言わずと知れた転職エージェント業界の最大手。
不得意分野がないオールマイティの求人情報だが、非公開求人が90,000件と多い。
これまでに、30万人を転職に導いた実績を持つ。
求人企業にこだわらずに異業種への転職も得意なのも、魅力の一つ。
まだ転職すると決めていない段階で、情報収集のためだけに、登録している人が多く、情報が日々更新されている転職エージェント。
求人の数が圧倒的に多いので、他の転職エージェントと併用して利用したい転職エージェントである。
特徴:実績No.1、最大手
詳しい情報⇒
2.パソナキャリア
女性歓迎の求人企業を多く持ち、女性の転職に特化した情報を発信する転職エージェント。技術系の求人情報が多い、公開情報からも検索しやすい、のが特徴。公開情報でも、コアな技術系求人案件がたくさんある。
25万人を転職させ、67%の転職者を年収アップさせた実績を持つ。
重要なプロジェクトで活躍できる人材を募集している求人企業は、一般に非公開で、募集するため、ホンキの転職なら、登録すべき、転職エージェント。
登録しなくても、求人検索が可能なので、転職市場の動向を観察し、求人が多い時期に転職活動を開始したい人も、多い。
求人企業の年収は、他社の求人よりも、比較的高め。もちろん、年収交渉や前職の円満退社のサポートも、お願いできる。
特徴:バイオ系に強い転職、成長分野に強い転職
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3.DODA
技術系の転職に強いDODA。
技術系の中でも専門性の高い分野の求人が豊富。
絶対に、オンリーワン・キャリアを手に入れましょう!
特徴:技術系に強い
詳しい情報→DODA
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