お悩みケース2.
年齢的にも子どもを持てるタイムリミットに近づいていると感じます。
子どもがいるとこれからの仕事もやりにくいと感じてしまいます。
産む・産まないの悩みのヒント
産むか産まないか悩みがある、たしかにタイムリミットはあるけど、正解がないのが現実
多くの女性が、子どもを産むか、産まないか、で悩んでいます。
政府が、女性に子どもを“産ませる”ことを焦りすぎているようにも感じるほどです。
子どもを産んだ女性の話を聞いても、賛否両論。
最近では、「働くママの意見」など、仕事もしながら、子育てもしたいという女性をタイトル化しすぎている傾向に!
他の人をモデルにしても、自分にとって100%満足な結果にはならないことを忘れてはなりません。
これまでの社会であれば、働くことを選択したのなら100%全力で働き、家庭を重要視するようであれば専業主婦を選択する、という感じのケースが多かったのですが、「両方ともあきらめなかった」ということが美化されすぎてしまい、それ以外を選択する人が、“生きにくさを感じる”社会構造になってしまった。
多様性を認めるといっておきながら、利害が渦巻くのですね・・・。
よくよく聞いていると、年金システムが維持できないから、という理由がいかにも「大人の事情」ですよ。
どちらが正しくて、どちらが正しくないか、という正解のない問題にどう向き合うのか、わたしは答えを出せません。
おそらく、30代後半とのことで、タイムリミットを考えているのであれば、おそらく、頭の中では“産む”方に結論が傾いているのではないでしょうか。
そうでないとすれば、周りからの外圧があるとか、世間体などを重視しすぎているとか。
産婦人科の女医に話を聞いてみたのですが、もしもパートナーや夫となる人が子どもを望むなら、子どもを産むという選択をしてもいいのではないか、ということ。
この女性特有の悩みは、だれもが、考えすぎないようにしながら、見えないところでは泣いている人が多い問題。
50代をすぎると、この悩みが減るといいますが・・・。
産むか産まないか悩みのある人への助言、“チャイルド・フリー”という生き方がある
チャイルド・フリーという考え方を聞いたことがありますか?
子どもに恵まれない人もいますし、経済的に子どもを持つことが困難だった人もいます。
そうではなくて、意識的に子どもを持たいない選択をした人が増えているのです。
なので、このチャイルド・フリーには、「子どもを持たない」ことを選択した女性だけでなく、「子どもを持たなかった」女性も含まれるそう。
実は、世界的には、子どものいない女性も増えています。
あえて子どもを持たない人生を選ぶ人たちは、現代に着実に増え続けているのです。
男性の情報は、ありません。
男性の場合、自分の子どもかどうか、確信を持つことができないため・・・。
ロシアの調査では、「幸せのためには子どもが必要ではないと考えるヒト」は首都・モスクワで17%以上に!傾向としては、都会に住む人が多いようです。
調査の結果を受けて、ロシア応用心理学センターでは、“教養が高く、生活が保障され、様々な分野で自己実現する可能性を持っている人々が、一般的にチャイルド・フリーを選ぶ傾向にある”と指摘。
“チャイルド・フリー”という考え方は、アメリカでスタートし、専門性を追求したキャリア志向の学生で、子どもにかける時間などなど様々な「犠牲」になりたくない、というもの。
日本でも少しずつそのような“チャイルド・フリー”モデルは、認められ始めてきました。
例えば、子どもの入店を禁止するレストランができつつあります。
欧米では、子どもの入店を禁止するレストランやホテル、飛行機の中では子どものいない座席エリアの指定など・・・。
今はまだ、日本では“チャイルド・フリー”の声を挙げる人は、少数派なのかもしれませんね。
ですが、“チャイルド・フリー”が多数派になれば、もっと社会が変わってくることと思います。
東京では、単身者が増えているといいますから、世帯当たり1~2人家庭が半数以上を占めてくる日も近いでしょう。
絶対に自分のための人生を生きていきましょう。
産むと決めて、どうしても望むなら・・・
なるべく早く婦人科を受診しましょう。
不妊治療とよばれる治療を受けることです。
方法はだいたいこの3タイプになります。
✔ タイミング法
✔ 人工授精
✔ 体外受精・顕微授精
タイミング法では、漢方や女性ホルモンの注射などを行いながら排卵日を特定します。
人工授精は、とりだした精液を濃縮させるなどをしてから体内に入れる方法です。
体外受精・顕微受精は、シャーレの上で受精させた受精卵を体内に入れる方法です。
違いは体外受精は受精をシャーレ上で行うのに対して、顕微受精は、選び抜いた精子を卵子に入れて受精させるところ。
ヒトの手が加わる方法は、文字だけで書いてみると簡単なように見えるかもしれませんが、飲食や排せつまでベットの上で行い、数時間の安静を必要とします。
しかし、自分が産むだけが、子どもを持つ方法ではありません。
血縁関係がない子どもと家族になるという選択肢もあります。
2014年に、319人の子どもたちが、血縁関係はなくても新しい家族とともに暮らし始めました。
あなたは、物ではありません。いろいろな障壁はあるのかもしれませんが、あなた自身が選択することができると、自分に言い聞かせるように宣言してください。
転職アドバイザーからのアドバイス
子どもを産む、産まないという問題は女性なら誰でも悩んでいます。
正解はありません。自分が出した選択がそのまま答えです。
悩んでいるのであれば、女性の選択肢は広がりつつあることを忘れないでください
自分の周りだけの意見に惑わされすぎないようにしましょう
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