転職した先が、ブラック企業だったら・・・という不安を持つ女性も多く、転職活動のやる気を失わせる原因に。
大手輸送会社では、福利厚生が充実し、社会貢献度が高く、女性の活躍の場となり、給料が高かったホワイト企業が、社会や政治の影響で、給料が大幅にダウンしたり、リストラを強行して、一気にブラック企業になってしまうことも。
ホワイト企業の代表だった企業が、社会の変化で一気にブラック企業になってしまったわけ。
このように、ブラック企業かどうかの判断はとても難しく、情報はネットを経由するか、転職エージェント経由で入手するか、実際に会社で働いたことのある先輩に聞くしかないよう。
ブラック企業ではないと思って入社しても、数人のブラック社員がいたりして、また転職活動をせざるを得ないということも。
もし、ブラック社員に出会ったら・・・
ブラック社員の周りには、人が集まりにくいので、いち早く雰囲気をキャッチして、回避する準備をした方がいいでしょう。とてもやさしい上司だと思っていたら、何も一人では決められない人で、幹部会議で出た意見をそのまま、部下に伝えるだけというブラック上司だったり・・・。ブラック上司は、自分のミスは人のせいにして、これまで生き延びてきましたが、女性の活躍が重要視されるようになってくると、セクハラや度重なるマタハラで、降格人事に。
社会環境の変化で、会社の番付が変わるように、会社の尺度が変わると、上司の成績も変化するということを実感。
現在の日本では、人間関係に2人に1人が悩み、パワハラを経験した人は3人に1人位いる。
どこにでもブラック社員がいると仮定していいますが、ブラック社員とは仕事以外ではなるべくかかわりを持たないようにするというのが、簡単にできる回避の仕方。
ブラック企業の定義とは
これまで、ブラック企業とは、黒いつながりを持つ企業や、生活設計ができないほどの低賃金でサービス残業などを強いる企業のことを指してきましたが、最近では、パワハラやセクハラ、暴言、恐喝まがいの発言、暴力、恐喝や恫喝する社員を抱える企業のことまで広く表す言葉にもなりつつある。
求人票では、“あなたのやる気次第で・・・”とか、“家族的な企業で・・・”とか、示されていることがあるなど。
企業のアピールポイントの裏読みがはやったことがあります。
求人票の裏読みの仕方!?
就職活動が厳しくなるさなか、企業が求人票に記載するPRポイントを裏読みすることが流行。- 求人票の裏読みの事例
- 不問
- 人物重視
- 幹部候補
- やる気次第で
- 若い人が多い
- 将来は独立も可
- 成果主義
- やる気次第で
- 成長する職場
- ノルマなし
- 少数精鋭
- 給料保障
- 家族的
- 体育会系
- クラブ活動が盛ん
- アットホームな職場
⇒誰でもいい
⇒誰でもいい
⇒社畜を育てる
⇒社畜を育てる
⇒未来がない
⇒辞めざるを得ない
⇒サービス残業が多い
⇒ノルマに厳しい
⇒忙しい
⇒ノルマを意識している
⇒少ない人数で忙しい
⇒残業しても残業代はない
⇒同族企業
⇒上下に厳しい
⇒プライベートなし
⇒プライベートなし
これだけ、裏読みが流行っていると何を言ってもマイナスになってしまう。
一方、中小零細企業や、急成長している企業では、人手が不足しているので、早く人を採用したいと思って、このようなアピールポイントを記載することも。
裏読みに頼るより、信頼できる転職エージェントへの登録で、公平な情報をもらって、判断する能力を磨いて。
自分でできる転職先企業の情報収集の方法を解説。
自分でできる転職先企業の情報収集法、会社四季報、CSR企業総覧(CSR報告書)、環境レポートで企業を見極めることは?
1.会社四季報会社四季報は、株式マーケットの指標を表すために作られているので、会社の将来性やこれまでの経営指数はわかるのですが、会社の雰囲気、社風、ブラック企業かどうかの判断材料にはなりにくい。
志望動機のために参考となる場合がありますが、転職エージェントの方が、新しい情報や数字を豊富に持っていますので、転職エージェントから情報収集することがおススメ。
会社四季報が、全く参考にならないということではなく、ブラック企業を見分けるために会社四季報を使うなら、管理職に占める女性の割合という部分は、参考にしてもよい。
2.CSR企業総覧
東洋経済新報社が発行している、CSR企業総覧、通称CSR総覧は、企業の社会貢献に着目して情報。企業が発行しているCSR情報や環境レポートを使って、会社の特性を解説しているもの。
CSR企業ランキングでは、人材活用、環境、企業統治、社会性の多方面から、番付を行って発表しており、2014年は、NTTドコモ社、富士フィルムHD社、日産自動車社が上位3位(参考資料1)。
ブラック企業を見分けるためにCSR企業総覧を使うのであれば、“人材活用”の部分は熟読すると良いかも。
実は、CSR企業総覧の人材活用は情報の宝庫だよ?知ってる?
- CSR企業総覧の人材活用記載項目
- 1.女性社員比率
- 2.離職者状況
- 3.残業時間
- 4.外国人管理職の有無
- 5.女性管理職比率
- 6.女性部長職以上比率
- 7.女性役員の有無
- 8.ダイバーシティ推進の基本理念
- 9.ダイバーシティ尊重の経営方針
- 10.多様な人材登用部署
- 11.障害者雇用率(実績)
- 12.障害者雇用率の目標値
- 13.65 歳までの雇用
- 14.LGBT への対応
- 15.有給休暇取得率
- 16.産休期間
- 17.産休取得者
- 18.育児休業取得者
- 19.男性の育児休業取得者
- 20.配偶者の出産休暇制
- 21.介護休業取得者
- 22.看護休暇・介護休暇
- 23.退職した社員の再雇用制度
- 24.ユニークな両立支援制度
- 25.勤務形態の柔軟化に関する諸制度
- 26.従業員のインセンティブを高めるための諸制度
- 27.労働安全衛生マネジメントシステム
- 28.労働安全衛生分野の表彰歴
- 29.労働災害度数率
- 30.人権尊重等の方針
- 31.人権尊重等の取り組み
- 32.中核的労働基準を尊重した経営
- 33.中核的労働基準
- 34.分野の対応状況
- 35.従業員の評価基準の公開
- 36.能力・評価結果の本人への公開
- 37.従業員の満足度調査
- 38.新卒入社者の定着度
- 39.発生した労働問題の開示
注目したいのは、“離職者状況”
離職状況は、社風や会社の雰囲気を読み取ることができるので、着目できる指標だってこと!。もう一つ!注目すべきは、“退職した社員の再雇用制度”
参考コンテンツ:転職後、出戻りOKで会社に復帰できた話(体験談)企業がCSR報告書を作っているようであれば、着目しても良いかと思う場所は、退職した社員の再雇用制度。簡単に言うと、一度会社を辞めた“出戻り社員”が希望したら、また雇い入れてくれるかどうか、という条件。
その会社に、人間的な温かさがあるかどうかの指標になる。
環境に配慮した企業であるかどうかがわかる。基本的には、CSR企業総覧の環境の項目にまとめている。一覧で読める“CSR企業総覧”を参照した方が時間短縮に。
4.会社見学
どうしても、職場を見てみたいという場合、希望すれば受け入れてもらえそう。転職エージェントが同行することが可能であれば、なお、いいと思うのですが・・・。
なかなか難しければ、お客様として、近くを通りかかり、トイレなどで職場の雰囲気をリサーチするのがおススメ。
トイレでは、つい本音がでます。中には、トイレでの悪口大会だとか、トイレでの悩み相談室があったりね。
実際に働くことを想定して、会社をみてみるとき、隠れブラック企業を見分ける究極の方法があります。
それは・・・。
“あいさつ”です。
隠れブラック企業の会社は、社員同士に“あいさつ”がゼロ!zero!!絶対0!!!
。
あいさつがないということは、仲間割れ、職場いじめ、パワハラ・・・いろいろな職場の人間関係に社員が悩み、病んでいると。
一度、“あいさつ”された場合、他の方でも同じように快く“あいさつ”してくれるか、観察してみて。
感じよく“あいさつ”してくれる人は、派遣社員や契約社員の場合が多い。
社員証などの色の違いや、きている服装の違いなどで、見分けながら、ほとんどの人が“あいさつ”してくれるような会社であれば、間違いなく入社したらよい。
“あいさつ”がない人は、たいてい“ありがとう”もいいません。
“あいさつ”がない人は、たいてい“ごめんなさい”が言えません。
または、こちらから“あいさつ”をしかけて、社員がびっくりしたり、オドオドするような会社であれば、冷たい言い方ですが、あとあとの苦労を考えれば、入社しない方がよろしいかと。
ブラック企業を見抜く転職エージェント
マイナビエージェント
社風や、職場の雰囲気などの新卒の就職サポートで有名な、マイナビグループが母体のマイナビエージェントは、転職初心者が利用しやすい転職エージェント。
求人企業の雰囲気は、ブラック企業の要素がないか、訪問して、独自に調べていますので、安心して転職したい人にも、おすすめです。
業界のことを知り尽くしたキャリアコンサルタントが、応募時の書類準備から面接の対策方法まで、転職の必勝ノウハウを伝授してくれます。
転職した後で、入社した会社で満足できているか、初期のお悩みなどをフォローできる体制があり、面倒見のよさが評判です。
転職の初心者なら、まずは登録しておき、転職ノウハウを活用したい転職エージェントです。
特徴:面倒見の良さ、優良企業の案件が多い
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ウーマンウイル
最近、就職・転職市場で実績を上げているマイナビグループが母体のウーマンウィル。
優良企業ばかりを取り扱う信頼できる女性のための転職エージェント。
特に首都圏と関西方面で転職したいキャリア志向の女性には、求人企業数もたくさん用意できます。
女性の転職では、女性にしかわからないキャリアの悩みが多いはず、そこでウーマンウィルでは、女性のキャリアコンサルタントが、あなたの転職相談に応じます。
マイナビグループは、転職先の仕事だけでなく、人間関係などの情報もリサーチしています。
だからこそ、模擬面談などの面接対策も完璧、また入社後まで長期的にフォローしてくれます。一人きりにさせない転職エージェント。
転職活動のフォローによりウーマンウィルの利用満足度96.4%と、かなり高め!
特徴:女性専用、キャリア志向の女性向き、企業の人事とのパイプの太さ
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ちなみに・・・私は以前、総務部として実はマイナビ様とお会いしました。人材募集をされる企業が、ブラック企業ではないか、などあらかじめ調べていらっしゃいますのでそのあたりは安心。
本来は転職エージェントから情報を得る方がいいのですが、どうしても、ブラック企業を自分で調べてみたい方のための、転職サービスもあるんですね・・・。
コレ→10万件の企業口コミで失敗しない転職。キャリコネ転職サービス
悪いこと書かれすぎている気もするんですが・・・だいたい辞めた人が、クチコミ書くからでしょうね。
退職を“卒業”と呼ぶような、某大手企業の場合は退職金も多めに払ってもらえるから、悪口言う人は少ないです。
まぁ、気になるようでしたら、登録して調べてみてね!
私が転職活動していたときは・・・番外編
転職について、私の様子がわかっている家族は確かに応援してくれはましたが、同居していないためか、両親にはあまり良い顔をされませんでした。“どうして、わざわざ、安定した会社を辞めてまで、女がまた苦労して転職したいんだろう”、“わがまますぎる”とさえ、言われました。
その時は、偶然にも、社会人の弟が帰省していて、“お姉さんの人生だよ?”と、両親の言葉をさえぎってくれましたが、もしもこの日、弟がいなかったら、わたしの転職しようとするモチベーションが下がり続けて、あのままの会社で働き続けていたのかも。
実際のところ、わたしはキャリアチェンジしたのは、職場の人間関係に悩んでいたから。
直属の上司が辞め、新しい上司がやってきました。男性で60歳に近い年齢だったはず。
その上司には、どう頑張って仕事をしても評価してもらうことができず、3年先の将来さえ見えない状況に。
人事部にまで悪口を言われ、見かねた会社の代表が、私のことを上司が悪くうわさしているから、気をつけるように、と注意しにきたほどです。
毎日、意地悪されているわけですから、気をつけるも何も、こちらが原因を知りたいと思うほど。
その後、パワーハラスメントが発展し、同僚も見て見ぬふりをせざる負えない、職場いじめ状態になりました。
上司がいないときには、“ごめんね”と声をかけてくれるのですが、上司に目をつけられると、自分がターゲットになるのが嫌だったようです。
結局、わたしは代表の考えなのか、1年後に他の会社に出向して働くことになりました。
仕事の人間関係に悩んだのは、私だけではなかったようで、その後、数人が、転職や結婚のためという理由をつけてた退職をしていきました。
>>ブラック社員に気をつけろ_2
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参考資料
- 1.株式会社東洋経済新報社 総務局総務部広報
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