子どもを産む人生だけが、女の人生じゃない!自分で選ぶ人生をっ!
FRaU:3月号のロングインタビューで語った女優、山口智子さんの発言がカッコよかったですね。
子どもを持てなかった人も、子どもを持たなかった人、いわゆるチャイルドフリーの生き方をしている女性たちの声を代表してくれた、そんな気がします。
“家”という宿命に縛られるのではなく、自分自身が後悔しない人生を自分で選び取りたい
日本では、子どもを産んで国に貢献する、という考え方が根強いですよね。
年金、福祉、医療などを支えていくには、子どもが必要だから、という理由ですが、わたしはしっくりきません。
本当に、この考え方、正しいのでしょうか?
だって、借金を子どもの世代に押し付けるため・・・なんですよ。
それよりもっと、子どもを産むことで、人間的に成長できるからっ!とか、まともな言い訳を考えておいて、ほしいものです。
台湾出身の評論家、金美齢さんが、AERA(2015年2月16日号)で語っていたのは、まさに、子どもに親世代の介護、特に下の世話をしてもらう・・・コレを述べている。
年老いて介護が必要になれば、誰もが他人様の産んだ子供の世話になるはずだ
おなかを痛めて産んだ子どもが、産まなかった老人の世話をさせるのに、気が引けないのか・・・というのが、彼女の主張です。
なぜ、現状の社会のままで、日本の未来を考えているのか、はてなで、いっぱいになりますよ。
いじわるな見方をすれば、下の世話をさせるために、子どもを作っている、という風に読めます。
だからこそ、院卒女のような技術者が頑張って、医療の問題解決をしたり、ロボットやAIを設計しているわけですよ。
苦労して育てた子ども・・・というとらえ方を逆さまに読めば、実際に子どもを持ったことで、苦労してきたんじゃないのか、と思うのです。
事実、子どもを産んでから後悔している人は、多いと聞きます。
やっぱり、自分の人生を生きられなくなってしまうから、でしょうか。
イタリアのような高失業率の国でも、そうです。頑張って、大学などで知識を身に着けたとしても、子どもを産めば、自分のポジションは、とって代わられてしまう。
だから、今、生きている人を優先に考えて、人生を設計したい人、増えています。
たしかに、日本をはじめ、先進国では、子どもの数が減っています。
だけど地球全体から見れば、子どもはどんどん生まれているし、女性が子どもを産まないことで、世界中にいる人類が滅亡する、とようなことでは、なさそうです。
山口智子さんの発言は、ずっしりと重たいものでした。
私はずっと、”親”というものになりたくないと思って育ちました。私は、”子供のいる人生”とは違う人生を歩みたい
みんな、子ども世代に期待を押しつけすぎなんですっ!たぶん、苦労してんだね・・・。
また、コメンテーターの若林史江さん(37)は、口論となった時、お兄さんに言われた言葉に対して、何も返せなかった、といいます。
未来の納税者を育てているんだよ!
責める場所がないからって、女性に対して、この問題を突き付けられると、確かに、もう何も言えなくなります。
このお兄さんにしても、苦労して、時間と金を搾取されて、子どもを育てているんだな~、と感じずにはいられません。
「奥さん何してるの?」→「正社員で働いています」、「子どもは?」→「いないんですよ」と、答えたら、「いいじゃん!自由で!!」と返された人は、たくさんいます。
負けずに「自由がないんですか?」と聞いてみたら、離婚して、慰謝料と子どもの養育費をたんまり、取られている・・・とボヤいていましたからね。
ドラマ、結婚できない男では、阿部寛さんが演じる建築家の桑野信介が、奥さんや子どものことを「不良債権」と言っていました。
不良債権と同様に、若林さんの件に、ガツンと言ってくれたのが、マツコ・デラックスさん。
マツコさんは、「未来に納税するような人になるか、わかんないじゃないっ!」とズバッと言ってくれました。
確かに、子どもの人生にまで期待しすぎるのは、どうかと思いますがね・・・まともに育てば、いいですけどね。
もう一人、紹介したいのは、小泉今日子さん。
小泉今日子さんは、MEKURU(VOL.07)50歳に向けたロングインタビューの中で、次のように語っています。
・・・実は、この小泉さんの言葉が一番、共感できる言葉なんだなぁ。
あとから歩いてくる人たちが歩きやすいような道を整えたいと思いますね
小泉今日子さんは、冒頭で、女性としてやり残したことがあるとすれば、子どもを産まなかったことだ、と語っています。
子どもを産むことは、命をつなげていくことだというけど、子どもを産まなかったからといって、無駄な人生じゃないのね。
小泉さんの語った、子どもを産み育てなかったけれども、自分は、後からくる人たちのために、道を整えておくことができる!、この言葉は、本当にココロに響きました。
最近、カッコイイ女性が増えてきましたねっ!
子どものことで、傷つけられたリ、ツライ思いをしている働く女性に向けて、このまとめを発信します。
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