製造業のものづくりで働く女性から聞いた、現場でイキイキと輝く働き方をするための転職ノウハウ
現場でイキイキと働いている女性には、みんな、共通点があります。
わかったことをまとめると、こんな感じです。
✔ できない部分を人に頼むようにする
✔ 小さいことでも声掛けする
✔ 本気で仕事をしていることを証明する
今日は、ものづくりの現場で働く女性から聞いてきた、イキイキ働くためのコツを伝授します。
製造業は男性中心？製造業で働く管理職の仕事のノウハウを聞いてきた
製造業の現場で働くＯさん。
ものづくりでは、女性らしい「細かい気遣い」も大切にしているといいます。
女性扱いされたくはないけど、せっかく女性は細かいと思ってもらえるなら、それを利用してやろうと思った！
職場は、当たり前ですが、職場には男性が多いです。
ある日、上司から、女性だけでチームを作ってみたいという話が、是非やらせてください！と応募しました。
もともと、大きなプロジェクトで成果を出してみたいと意気込んで、入社したのですが、うまい言い方でかわされてきたような気がします。
男性ばかりの現場だったので、女性にいらぬ気遣いをしてくれていたのかもしれません。
製造業では、みんなで仕事をするという意識があるので、製品をつくるための工程を１つだけ任されているという感じで働いてきました。
なので一つの製品を作り上げたという感覚を味わう機会が少なかった。
もっと違う工程もやってみたいのに、「もう少しベテランになってから・・・」とかわされていた。
女性だけでチームを作るのは、女性向けの製品を作ってみようと会社が動いてくれたからです。
“日本のものづくり産業”という表現は、よく聞きますが、みんな政治的というか、現場のことはわからない人でも耳触りのいい表現なので、簡単に使われてしまう。
だけど、実際のものづくりの現場である、わたしの会社では、大きな製品などを作らなくなってきたし、たくさん作らなくなってきた。
それで、最初はお試し感覚で、女性向けの製品づくりということになったんだと思います。
製造業は男性の職場！？もっとやれるっ！と感じた製造業で働く女性に聞いたほんとの話
自分たちのことを「女の子」と表現する男性の先輩社員にも、本気で頭にきていました！
もう３０過ぎですよ！？女の子って・・・。
本人は、ケロっとしていましたが、それが起爆剤になって、「女の子にはやらせるわけにはいかない！」みたいに言われた言葉に食ってかかった時もありましたね。
女性だけの現場で成功例ができたら、男性社員たちも、自分たちのことを見直すんじゃないかって思った。
男性のことだから、「オンナに負けるか！」みたいにホンキになって、もっとやれる職場になるんじゃないかって思ったんです。
“管理職になったら、もっと重要な仕事がやれるんだっ”て思っていたので、結婚も出産も早くしました（笑）。
だから責任のある立場で、小さい子どもを育てている女性管理職を見ていると、本当に大変だと思います。
そして、自分が体験しているからこそ、手を差し伸べることもできます。
残業や時間外の打ち合わせ、長引く会議などで、途中で帰らざるを得なくなって、能力があっても女性が管理職として登用できない場合も多い。
特に時間的制約のある人になってしまうと、自分からは管理職に手を上げにくくなる。
意思決定権がないから、職場に対して遠慮しなくちゃいけないし、ある程度負い目があるから自分らしく働けない。もったいないっ！
歯がゆいけど・・・頑張って大学で学んだ人ほど、大変な“負のスパイラル”の中に巻き込まれているような気もします。
気を抜いて、気を抜きすぎてはいけないけど、自分を大切にする生き方、働き方の選択肢をもっと広げておく必要もあるのかもしれない。
大学では、男女平等。でも社会に出てみたら、急に女性には泥の舟、男性はモーター付きボートが与えられているように見えた。
とたんに小さい頃聞いた昔話、「かちかち山」を思い出した。
そうやって、面白おかしく話せるようになったけど、その時には真剣に悩んだし、悔しかった。
他社で働く友人に話したら、同じことを言っていた！
あぁ女性はみんな同じような気持ちで働いているんだな～と思った。
だからと言って、計画的に人生を設計したわけじゃないけど、「その年で子どもを育てられるのかっ！？」って怒られてたのに、今ではこれで良かったと言えるようになっている。
親世代の固定観念を早めに捨てることも大事かな。
親は心配して言うんだろうけど、あまり口を出されないように、早く家を出たりするのもいいのかもしれない。
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