この記事は、転職を希望している女性のうち、転職初心者の方に向けて、情報発信をしております。
統計データは、外部のデータを引用しています。
お話しは、転職アドバイザーの経験をもとにして、作成しています。
転職の仕方:転職を希望している人が、いきなりつまずく理由とは?
いきなりですが、転職を希望する人は、世の中に、どのくらい、いると思いますか?
総務省の発表した、転職者数は、286万人(2013年度)です。
あなたが、想像しているよりも、転職者数は、多かったですか?それとも、少なったですか?
実は、日本の転職者数は、非常に少ないのです。
そして、この2013年の総務省の統計では、転職した人の数が、減少しているのです。
5年前の転職者数と比べると、だいたい50万人が減少しました。
資料:総務省, 労働政策研究報告書No.175
転職者の数が、減少しているということは、多くの人が、現在のつとめ先に満足しているから、だと思いますか?
違うんです。若年者を対象とした、「仕事に満足している」割合は、26.3%でした。
この調査は、内閣府が発表した、第7回世界青年意識調査で、たった、3割弱の若者しか、仕事に満足できていないことが、わかってしまいました。
仕事に満足している日本人は、アメリカ人、ドイツ人、スウェーデン人と比べると、およそ半分、1/2しかいませんでした。
これは、悲しい事実です。
人生の、少なくとも1/3の時間は、仕事をして過ごす時間です。
そして、その他の1/3が、睡眠で、1/3は自由に過ごしている時間です。
仕事が多い人だと、1/2の時間を仕事に費やしています。
だから人生の1/3が、つまらないのは、非常にもったいないことなんです。
日本では、一生同じ会社で働くことが望ましい、と考える人が、10%います。
この10%を少ないと、見ますか?
実は、日本人の、この感覚は、非常に高い割合です。
アメリカをはじめとした、他の国は、一生同じ会社で働くことが望ましい、と考える人は、だいたい2%台です。
資料:内閣府, 第7回世界青年意識調査
日本は、ひとつの会社で働くことへの評価が、非常に高いことが、わかります。
そのため、転職のためのサービスや、仕事をさがすためのサポート商品などが、あまり利用されていないのが、現状です。
それと、友人や、母校、家族の人などに、転職の話をしても、消極的な意見しか、聞くことができないはずです。
経験上、転職する必要がなかったという、右肩上がりの世代や、一度決めたことを変更することに批判的な考え方を持つ人たちが、多いので、転職という言葉に対し、アレルギーのような反応が返ってくることも、珍しくないのです。
なぜ、転職をそこまで、悪者にしてしまうのか?
転職が悪者になってしまう原因は、周りの人たちの、転職に対する知識のなさ、ノウハウのなさです。
人間にとって、経験したことがないもの、それと、よくわからないものは、不安材料でしか、ありません。
人間をふくめて、ほとんどの生物は、不安材料は、キケンだと判断して、なるべく避けようとするのです。
これは、生物であるがゆえの、生存本能なのですから、仕方がないことです。
だけど、一つの会社に執着することは、本当は、恐ろしいことなのです。
なぜ、日本人の自殺者は、3万人を超えていたのでしょう。
しかも、本来、生きるためにしている仕事で、命を落としたり、病気になってしまったりする、過労死が、多いのでしょう。
わたしたちが、「こうであるべき」という、べき論を振りかざすことで、他人だけでなく、日本人全体、しかも自分自身を追い込んでしまっているのです。
転職の経験者が、身近にいないことー
それで、転職をぼんやりと考えているだけの状態が、続いてしまいます。
転職の経験者が、身近にいないために、転職活動をどのように、すすめるべきか、どのような方法で転職すればよいのか、ヒントを、見つけにくいことが、課題になっています。
転職したいと思ったら、周りに聞くよりも、転職に詳しい人に相談することが、大切です。
特に、職場の同僚や、先輩などは、相談しても、よい返事がもらえなかったり、返って、モヤモヤしてしまうことが、多いので、注意が必要です。
転職したいけど、何をどうしたらいいのか、全く、わからないっ!助けて~!
転職のことなら、わたしに、お任せあれぇ~!
え?(いきなりっ!?)あなたは!?
はじめましてっ!わたしは、転職アドバイザーの天野(てんの)かおりと、申します!どうぞ、よろしくねっ!
転職相談者:霜月(しもつき)マリ
・35歳
・調査会社勤務
・転職を希望している
・表向きの理由は、キャリアアップのため。でも、本当の理由は、長時間残業に疲れてきたから。
転職アドバイザー:天野(てんの)かおり
・(永遠の!?)39歳
・転職アドバイザーの仕事を天職だと、思っている。
・・・。
何か、ご不満なのかしらっ!?
だって、転職のアドバスとか言って、お金、取るつもりなんでしょ?貯金ないし、わたしには、関係ないもん。
よく、そう言われるの!わたしのお仕事は、転職希望者の相談を無料で受けて、アドバイスをする仕事なんだけど。そのお金は、求人募集をしている企業さんから、支払われるしくみなのよ。
へぇー!無料かぁ!じゃぁ、早速、転職先紹介してくださーいっ!お願いしまーす!!
ちょっと、アンタっ!転職、なめてんのっ!?そんなんじゃ、決まるものも、決まんないわよっ!
そんなぁ!本当に、転職したいと思っているんですぅ。でも、ネット見ていたら、始めていいか、わかんなくなっちゃったんです!
あら!もう、ネットで調べ始めてるのネ!すごいじゃない!
(ずいぶん、心のチェンジが早いひとだなぁ・・・。)本当に、ほめてるのかなぁ・・・
こうして、転職初心者の、霜月(しもつき)マリは、転職アドバイザー・天野(てんの)かおりと一緒に、転職活動をはじめることに、なった。
の、だがっ・・・
まず、あなたの性格や、あなたのしてきたお仕事、どんな仕事に転職したい、とかの希望を教えてください。
転職の仕方:転職を考えたら、はじめに整頓しておきたい3つのこと
転職を考えだしたら、まず、3つのことを整頓してみましょう。
- 転職を考えたら、まず、この3点を整頓してみる!
- 1.あなたの性格
- 2.あなたがしてきた仕事
- 3.どんなことができるのか
転職の仕方:転職を考えたら、整頓する「あなたの性格のこと」
わたしの性格・・・。うーん、積極的だと思うけど・・・。あ、でも仕事では、慎重派だと思うし・・・。
他の人から、あなたって、「こういう人ね」って、言われた経験は?
よく、友だちから、「明るい人ね!」って、よく言われます!
「明るい性格」って、大事なことですよっ!とっても、いいほめ言葉ですね。他には?
昔、上司から「生意気だっ!」って、言われたんですよぉ!ムカつくでしょー!?
どうして、「生意気だ」と言われたのかしら?エピソードをもっと、教えてくださる?
会議中に、一番先に発言したから、だと思います。おかしいことは、おかしいって、言ってしまう性格で・・・
なるほどっ!それは、「積極的」ということね!それと、「物事を自分のこととして、問題意識を持つタイプ」と、いう意味だったわけねっ!
え?そんな風に、ポジティブシンキングで、いいのですか!?自意識過剰みたいじゃないですか!?「能あるタカは、爪を隠す」って、言うじゃないですかぁ。
いえいえ。日本人は、ニュアンスだけで、言葉を使ってしまう人が多いものなんです。だから、ポジティブというよりは、言葉のウラの表現を、正しく解釈しておく必要があるんですよっ!
よ~し!それなら、簡単っ!小さいころは、努力家と言われたことがあります。それから、中学の先生には、音楽の才能があると言われました!あと、近所の人に・・・
待って!待って!(全然、まとまっていないのね・・・)
そんなに、たくさんあるのなら、せっかくだから、書き出してみましょうよ!なぜ、そういわれたのか、エピソードも一緒に書いておくといいですよ。エクセルでまとめておくと、後で、上下を入れ替えたり、応募書類の自己紹介の欄に、コピペできるので、便利よっ!
応募書類の、自己紹介を書くことが、苦手なのが、日本人。
アメリカ人は、どんどん、自分を出せるのに、日本人は、自分を出すことがニガテなんです。
日本人は、これまで、「ツー・カー」で仕事をしてきた経験が多いのです。
これは、遺伝子の特徴でも、あります。
アメリカ人は、狩猟民族です。
いろいろな人が集まってきて、即席でチームを作って、チカラを合わせて、獲物を仕留めて、生きてきました。
敵か、味方か、コイツは、信用できる相手なのか?と、疑われることが多いので、とにかく、コミュニケーションをとって、自分を知ってもらわなければ、ならない。
だから、自己紹介が、うまくなったと考えられています。
一方、日本人は、農耕民族です。
近所の人たちが集まって、植物を育てて、生きてきました。
だから、近所の人と仕事をしてるので、言わなくても、わかってもらうことができます。
また、経験が必要な、農耕という仕事は、だまって観察して、いい方向にしなくては、なりません。
日本人は、もともと自己紹介が、うまく、できませんでした。
そう考えて、相手に、わかるように、伝えるつもりで、自分のことを話す必要があります。
転職の仕方:転職を考えたら、整頓しておきたい「あなたがしてきた仕事のこと」
わたしの仕事は・・・。うーん、環境の調査の仕事なんです・・・。自分だけでは、完結できなくって、他の人とデータを持ち寄って、仕事をしているんです。
なるほど!コミュニケーション能力が、必要な仕事ですね!
だけど、みんなで仕事をしているから、目立った活躍がないじゃないですか・・・。転職する人って、スーパーマンみたいに、すごい金額を動かす仕事している人ばかりでしょ?
誤解されがちですが、求人企業の採用担当者は、「単独で、できる人より、コミュニケーション能力が高い人」を希望していますよ。
え?コミュニケーション能力が重要だ、なんて、考えたこともありませんでした!
いきなり入ってきた、よそ者に任せたら、会社がどうにか、なってしまうかもしれないじゃないですかぁ!だから、「この人と一緒に働けるか、どうか」ということを、見て、採用を決めますっ!
どんな仕事をしてきたか、入社した会社で、経験は、違ってきます。
その会社では、大きなプロジェクトであっても、他の会社から見たら、全然、興味のない市場だったりも、します。
別の市場で、別の業種で、活躍してきた人を評価するのは、とても、難しいのです。
だからこそ、簡単な、共通の指標を使って、最初は、人を評価することになります。
それが、「この人と一緒に働けるか、どうか」です。
大事なことは、あなたが、どんな役割で、どんなポリシーで仕事をしてきたか。そして、どんな結果が得られたか。前の仕事を通じて、得られた経験、ですっ!
誤解されがちですが、転職できる人は、スーパーマンのように、すごい成績を収めた人では、ありません。
「即戦力が、求められる時代・・・」というニュアンスが使われることが、ありますが、あれは、危機感をあおり、商材を売るための、いわば、売り文句です。
本当の即戦力というのは、実は、コミュニケーション能力のことです。
「即戦力が、求められる時代・・・」を言い換えれば、明日から、会社に入っても、チームに加わっても、活躍してもらえるような、人間性のある人が、必要とされる時代に、なっているのです。
コミュニケーション能力を示すためにも、どのくらいの人数編成のチームに所属してきたか、そして、あなたが指導してきた部下や後輩が何人くらいいるのか、というのも、先ほどの、簡単な、共通の指標の一つです。
最近では、部下なしの「ひとり役職」も、増えています。
自分に部下がいない、という場合には、アルバイトさんや、後輩を部下の人数とカウントしておくと、印象がよいでしょう。
部下ではなくても、仕事の仕方を指導したり、教えたりしてきたはずです。
それと、後輩の悩みを聞くことも、あったのでは、ないですか?
悩みをだまって聞いてあげる、仕事の方法を教える、仕事のアドバイスをする、これは、立派に、指導していることと、同じです。
転職を考えたら、整頓しておきたい「どんなことができるのか」
できること・・・できること・・・。まっすぐにコピーを取れること、それから、時間を大切にできること・・・。わたし、仕事ができない女かもしれません・・・
あなたは、大事なこと、忘れてしまっているようですね・・・
え・・・?大事なことって、何ですか・・・ぐすんっ
その会社で、粘り強く、働いてきたじゃないですかっ!
辞めたくなることも、あったはずだけど、ちゃんと仕事をしてきたじゃないですかっ!それが、あなたに「できること」なんです。
だって、辞めたら、生活できないじゃないですかっ!自信なくなってきちゃって・・・ぐずん、ぐすん・・・
困難があっても、仕事を継続してきたっ!それと、仕事がスムーズにいくように、細かいことにも、気を使ったのよっ!
「自信」というのは、今のままの自分を、信じることなんですよ!
急に、あなたに「できること」は?と聞かれて、答えられる人は、実は少数です。
当たり前のようにこなしていることが、他の人には、できないことだったりすることに、気がついている人は、少ないんです。
いろいろな人がいるから、世の中が、成り立っています。
あなたは、自分のことを、小さな存在に見えるかもしれませんが、世の中は、たくさんの小さな存在が、集まって、できているのです。
ひとりでできるなら、はじめから、会社など、いらないのです。
自分に与えられた役割をこなすことー
これは、立派な仕事です。
継続して、同じことをやり遂げること、できる人とできない人が、いるのです。
だから、これまでしてきた仕事の中から、がまんしたこと、大変だったこと、達成感を感じたこと、なんでもいいから、まずは、エピソードを思い出してください。
特に、大変だったことは、非常に重要なキーワードがたくさん、あるはずです。
がまんして、やり遂げれば、達成感が得られたリ、していませんか?
仕事で感じたよろこびは、求人企業にとっては、もっとも、聞きたいことです。
転職希望者が、何を考え、どのように生きてきたか。
そして、今後、この人と一緒の会社で、どうやって働いていくか・・・一緒に働くシーンを、相手が、想像しやすくすることが、大事です。
転職活動を始めたからといって、絶対に転職しなければ、ならないわけでは、ありません。
転職活動をはじめると、今まで、あなたに見えてこなかった真実が、わかるようになります。
転職活動によって、今の会社の良いところを改めて、再発見できた、という人もいます。
そういう人は、これまで通り、今の会社でキャリアをつみ、仕事に満足できるように、なっています。
あなたの生活をよくするための、選択肢の一つだと、考えても、いいのです。
何事も、やってみなければ、わかりません。
もっと、いい条件の会社に入社できて、早く転職すればよかった、と言っている人も、知っています。
早まらずに、今の会社を辞めないでよかった、と言っている人も、知っています。
最後に、転職するか、転職しないかは、あなた自身が、決めていいことです。
よしっ!転職活動だからって、特別なことをさがさなくっても、いいのねっ!
ハイ!転職活動って、チカラ入りすぎちゃって、モチベーションが続かなくなる人も、すごく多いの!だから、初心者の転職活動は、一人で悩むよりも、こうやって、アドバイスがもらえた方がいいのよっ!
アドバイスをもらいながら、転職活動するのは、どうしたら、いいのですか!?
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- この記事のまとめ
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公開日時:2016年10月12日