おもしろい求人会社さんの話を聞きました。
“おもしろい”、というのは不適格な表現でして、正確な表現にするなら、“かん違い”です。
“かん違い”の求人企業が中途採用した３名がすでに離職していた件・・・
“かん違い”のような求人企業が、東京にあります。
転職エージェントを利用して、求人の募集をかけつつ、自社のＨＰで募集を並行しています。
内情をよくよく聞いてみてわかったこと。
「自社ＨＰから採用される人の給与が、なぜだか低い。」
転職エージェントを利用して転職してきた人は、それなり・・・もしくは、額面が高いのです。
この話で、転職エージェントの給料交渉は、素人よりもうまいっ！と、わかります。
しかし、同時期に採用した人が、次々に辞めてしまうのです。
一人は、２年半で辞めました。
もう一人は、育児休暇を利用したけど４年で辞めました（うち１年は休業）。
もう一人は、３か月で辞めました。
人手不足もいいところで、正社員の募集をしつつ、派遣会社の社員に来てもらったのですが・・・。
一人は、２年で辞めました。
もう一人は、１年で辞めました。
もう一人は、２日で辞めました。
・・・と、まぁこんな感じで、次々に辞めてしまうのです。
この求人企業、とんでもない「“かん違い”会社」なのですっ。
“かん違い会社”のエバり度に癖があるっ！？
転職エージェントの方も、真剣に、中途採用者が定着できない理由を考えるわけです。
ちなみに、新卒から長く同じ会社で働いている人とか、性格が「明るい」と書いてあるような転職希望者に、スカウトメール出すんですね。
それで、面接してみて、「明るく前向き」な人だと見極めて、推薦してみます。
だけどね、実際に働いてから辞めた人にヒアリングしてみると、“頭がおかしくなりそうだった”と、言うんですよ。
どんな風に、頭がおかしくなりそうなのか、こっちも、ムリを承知で、ツッコんで聞いてみるじゃないですか・・・。
するとね・・・。
「上司が忘れっぽくて、指示が毎日違う」
「社員同士で、責任の擦り付け合いや、怒鳴り合いが日常だった」
「（社会的に）問題のある社員が野放し。身の危険を感じた」
という、具合なんですね。
ちなみに、求人企業様は、自分のことを“ちまたでは、有名な会社”と表現しておられました。
有名な会社にキズがつくから、危険人物をケーサツに突き出さないのかしら・・・。
採用面接を受けた人にヒアリングしてみますと、「なぜ、ウチの会社を受けなかったんですかぁ？有名なのに・・・」っていう質問をもらうそうです・・・。
それで、わたくし、tenのところに、“この会社って有名なんですか？”と聞かれたわけです。
わたし、その手の業界で働いていたのですが、名前すら、全く知りませんでした。
でも本人たちは、自分たちは有名だと、信じているんですよね・・・。
そのうえ。
「ウチの募集をしたい会社（たぶん転職サービス）は、ごまんとあるのっ！」
「だけど、長い付き合い（？ただの近所だけど）だから、求人させてあげるっ！」
だって・・・。
わるいけど、「“クリキントンはお茶にあいますよね～”の利休のＣＭ」ばりに、プ～ッて吹き出しそうになりましたよ。
“かん違い会社”にワナに陥った転職者たちの事情とは・・・？“かん違い”会社は面接で見抜けるっ！
この“かん違い会社”の面接を受けた男性が、「辞退する」という人がいたので、この方の情報もヒアリングさせてもらいました。
すると・・・。
「面接時に、すんごく“不穏な空気”を感じ取った」
・・・らしいのです。
“具体的には、よくわからないけど、全員ニヤニヤしているし、自分たちの会社がスゴい会社だとか、学歴が高いのが自慢だ、とか。
あと、親や親せきの職業とか、やたらと聞きたがるし、コネで仕事とれないの？とか・・・。”
あぁ、やっぱりね・・・ついでに、セコいの見破られてますがね・・・。
希望者全員に対して、こうやって値踏みしたり、自慢したりしているわけですね。
お気の毒です。
申し訳ないけど、その人や関係者が、別の会社で働いたときの想像とか、できないのでしょう。
この変な転職した方に確認したところ、当初、全員に「余裕がなかった！」と、いう共通点がありました。
今の仕事がなくなりそう！とか、
上司との人間関係が急激に悪化してしまった！とか、
リストラされた！とか。
つまり、急いで転職しなければならない事情がある人ばかりでした。
ちなみに、ご辞退君は、もとの会社にいることにしたそうです。
女性だと、特に自分に否があるように、考えてしまう人が多い。
女性だから、面接までこぎつけただけでもありがたい！なんてね。
多くの人に言いたいのは、いろいろな事情はあると思うけど、余裕があるときに仕事のこと、働き方のこと、自分のやりたいことを、考える機会をもってみてほしいのねっ。
例えば、ブランクが開いてしまうから、転職先を確保したい気持ちはわかるんだけど、最悪の場合は、休職手当をハロワに申請して、もらっいながらでも、ＯＫだよ！と言いたい。
ちゃんと、次の転職先、決まっていきますからね、そういう人でも。
コワいのは、次の一手を考えず、沈む会社にしがみつく姿勢です。
あ、ちなみに、こんなに悪口書いたけどさ、“かん違い会社”でも会社としての継続ができているんだよねっ！
そこは、素直にスゴいと思います。
しかし、あの「会社とともに生きるッ！」みたいな社員たちが、Ｍ＆Ａとか、業績悪化とかで解雇される日がきたら、きっと崖から飛び降りるくらいのこと、しちゃいそうですよぉ！？
先日もお話ししましたけど、転職するよりも、急にリストラされちゃったりする方が、崖から飛び降りるような気持ちになる方って、この日本社会に、それこそ、ごまんといますよ。
このコンテンツにたどり着いた方は、そうなってほしくないな・・・。
ということで、わたしからの教訓っ！
「面接は、自分が試されているだけでない。自分にふさわしい会社なのか、冷静になって相手の会社を見てみよっ！」
「余裕のなさが事故の原因。少し冷静にっ！そして、必ず余裕を持つ努力をっ！」
本来は転職エージェントから情報を得る方がいいのですが、どうしても、ブラック企業を自分で調べてみたい方のための、転職サービスもあるんですね・・・。
コレ→10万件の企業口コミで失敗しない転職。キャリコネ転職サービス
悪いこと書かれすぎている気もするんですが・・・だいたい辞めた人が、クチコミ書くからでしょうね。
退職を“卒業”と呼ぶような、某大手企業の場合は退職金も多めに払ってもらえるから、悪口言う人は少ないです。
まぁ、気になるようでしたら、登録して調べてみてね！
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